AI時代でWeb制作は楽?オワコン?現場のリアルな実態

AIでホームページ制作は楽になるのか?
→ 結論言うと「まだ楽できない」です。
ここ1ヶ月半ほど、自社サイトの更新が止まっていました。
こんにちは。Umi Designです(今回は裏側担当のエンジニアが書いています)。
しばらく自社サイトの更新が止まっていましたが⋯
理由はシンプルで、ありがたいことに日々の制作・運用・保守業務に集中していたこと。
そして並行して内部の業務改善(仕組み化)を進めていたためです。
気づけば1日があっという間に終わる毎日で、自社ブログに手が回らない⋯。
いわゆる「紺屋の白袴」状態で、後回しになっていたのが正直なところです。
とはいえ、このまま更新が止まり続けるのも良くないと考えたので発信していきます。
AIでWeb制作は楽になる?現場で感じた“ならない3つの理由”
最近はAIの進化が速く、Web制作の現場でも活用が当たり前になりました。
Umi Designでも、コードの補完やレビュー、情報の要約、業務フロー自動化など、毎日、色々なAIを活用しています。
では、AIを使うことでWeb制作は「楽」になったのか。
正直言うと「楽になった」という感覚はあまりありません。
むしろAIによって「やれること」や「気づける改善点」が増え、やるべき作業は逆に増えていると感じます。
なぜ、AIを使いこなしても「人間の仕事」が減らないのか?
実務を通じて感じた「AIを活用してもWeb制作が楽にならない3つの理由」をお話しします。
【理由1】AIはもっともらしく間違える
AIは非常に優秀ですが、間違えることがあります。特に以下のような情報。
- 数値データ
- 固有名詞
- 最新情報
- ニッチな分野
こういった領域では、もっともらしい誤情報を出してしまうことも珍しくありません。
厄介なのは、その嘘が「正解っぽく見える」ことです。
例えば、ブログのSEOキーワード選定。
AIにSEOブログ記事のためのキーワード候補や検索ボリュームを出させてみると、一見完璧な表を出してくれます。
ですが、数値などを実際のツールで裏取りをすると全く存在しない数値や的外れなキーワードが混ざっていることが多々あります。
その分野に深い専門知識がないと、どこが誤っているか、そもそも間違っていることすら気づけません。
結局のところ、最後は人間がチェックと追加・修正する工程が必要になっています。
【理由2】「正しい答え」は、「正しい問い」からしか出ない
AIはあくまで「質問に対して答えるツール」です。
つまり、前提となる知識がなければ、欲しい答えには辿り着きません。
Web制作の現場では、
- なぜこの設計になっているのか
- なぜこの実装が選ばれているのか
- 過去にどのような経緯があったのか
といった「背景」や「文脈」を理解することが重要です。
例えば、歴史のあるウェブサイトの改修案件で、コードや土台を見ていると必ず「ついでに気づく違和感」や「潜在的なリスク」に出会います。
こういった部分は、AIの指示どおり直すと、他の要因と合わさって壊れることもありますし、そもそもAIが先回りして教えてくれることも少ないです。
現場の経験に基づいて、AIに正しく「問い」を立てられ、AIで気付けないところに気づく人がいて、初めて価値を発揮します。
【理由3】AIは質問者に寄りそった答えを出す
ここが一番大事で、特にChatGPTやGeminiなど利用されている方にもお伝えしたいです。
これらのAIは中立なようでいて、実際には「質問する立場」に大きく影響されます。
全く同じ状況でも、
- 販売者の立場で質問する
- 購入者の立場で質問する
これだけで、返ってくる答えが大きく変わります。
AIは常に正しい答えを返すわけではなく、質問者にとって都合の良い方向に寄る傾向があるということです。
そのため、「AIがこう言っているから正しい」という判断は危険です。
一度立ち止まり、その情報が本当に妥当なのかを考える必要があります。
AI時代でも変わらないWeb制作の本質
AIがどれだけ進化しても、Web制作の本質は大きく変わっていないと感じています。
重要なのは、
- お客様の目的を理解すること
- 気付けない違和感や隠れたリスクを見つけ報告すること
- 限られている予算や状況で、現実的な最適解を提案すること
と思っています。
AIは業務を効率化してくれる優秀なツールですが、「使う側の能力」でその価値が決まります。
AIが出した案をそのまま納品するのではなく、人の力でチェックを行い、またAIで気付けない部分も見つけ、それをお客様の状況に合わせて「予算に応じて実行可能な形」に落とし込む。
AIと人間のハイブリッドが、今のAI時代のWeb制作の唯一の正解と思っています。
今後は 「守り」を固め、「攻め」を分担する
お客様優先の姿勢は変わりませんが、自社に積まれた課題を放置するわけにもいきません。
より品質を安定させ、私が専門領域に注力できるよう、体制の強化を進めていきます。
具体的には、WordPressやStudio、Webflowでの制作・デザインに強い外部パートナー様との連携を広げていく予定です。
分業と標準化を進めることで、お客様へのレスポンスとクオリティをさらに引き上げていきます。
お問い合わせへの対応について(大切なお知らせ)
ありがたいことに、現在非常に多くのお問い合わせや既存案件のご相談をいただいております。 Umi Designでは、一つひとつの案件に対し、先述した「人間のフィルター」を通した丁寧な検品と最適化を徹底しています。
そのため、現在はすべての案件において「受付順」での対応とさせていただいております。
お急ぎの方には心苦しいのですが、品質を維持するためとしてご理解いただけますと幸いです。
最後に
改めて、日々ご依頼いただいているお客様には、心より感謝申し上げます。
自社サイトの更新は止まっていましたが、その分、現場では一つひとつの案件に向き合い、着実に対応を積み重ねています。
今回の反省も踏まえ、
「完璧な記事を書くこと」よりも「更新を止めないこと」を優先していきます。
自社の発信も大切ですが、それ以上にお客様への価値提供を優先する姿勢は、これからも変わりません。
今後はバランスを取りながら、発信も継続していきます。
こんな不安があればお問い合わせください!
既にウェブサイトがあるけど、このままで大丈夫か分からない⋯
流行りのAIで制作したけど、これで問題ないか不安
そんな場合は、一度ご相談ください。
AIだけで進めた結果、後から大きな修正が必要になるケースが多いです。
初回は無料で現状を確認し、必要な対応だけを整理してお伝えします。
無理な営業は行いませんので、お気軽にお問い合わせください。
※現在、順次対応中のためお返事まで数日いただく場合がございます。あらかじめご了承ください。
