【新規】ホームページ制作を依頼する前に知っておきたい7つの注意点

「ホームページを作りたいけど、どこに頼めばいいんだろう…」
「高いお金を払って失敗したくない…」
「業者の言っていることが難しくてよく分からない…」
もしあなたがこんな風に感じているなら、それは当然のことです。
ホームページ制作は、普段あまり縁のない世界ですよね。
専門用語が飛び交い、何が適正価格なのかも分からない。そんな中で業者を選ぶのは、本当に不安なことだと思います。
この記事では、ホームページ制作を依頼する際の注意点を、Web制作を発注も受注も100件以上やってきた私が、正直にお伝えします。
業界の裏側も含めて、あなたが失敗しないために知っておくべきことを、分かりやすく解説していきます。
この記事を読み終える頃には、
「何を確認すればいいのか」
「どんな業者を選べばいいのか」
が明確になり、自信を持って一歩を踏み出せるようになっているはずです。
ホームページ制作の依頼、なぜ多くの人が失敗してしまうのか?
まず知っておいていただきたいのは、ホームページ制作で失敗する人は、実はとても多いということです。
「完成したホームページが思っていたのと全然違った…」
「追加料金がどんどん発生して、予算の2倍になった…」
「完成後に修正をお願いしたら、高額な費用を請求された…」
「そもそも、完成してから全く問い合わせが来ない…」
こういった声を、私はこれまで本当にたくさん聞いてきました。
では、なぜこんなことが起きてしまうのでしょうか?
理由は主に3つあります。
- お互いの認識がズレたまま進んでしまう
- 契約内容が曖昧なまま進んでしまう
- 完成がゴールだと思ってしまう
お互いの認識がズレたまま進んでしまう
1つ目は、「お互いの認識がズレたまま進んでしまう」こと。
あなたは「こういうホームページが欲しい」と思っていても、それを言葉でうまく伝えるのは難しいものです。
一方、制作会社も「きっとこういうのが欲しいんだろう」と思い込んで進めてしまう。
結果、完成したものが期待と違う…ということが起きてしまいます。
お互いの認識がズレたまま進んでしまう
2つ目は、「契約内容が曖昧なまま進んでしまう」こと。
「何ページまで作ってもらえるのか」
「修正は何回までできるのか」
「完成後のサポートはあるのか」
…こういった大切なことが、口約束だけで進んでしまうケースが本当に多いんです。
完成がゴールだと思ってしまう
3つ目は、「完成がゴールだと思ってしまう」こと。
ホームページは「作って終わり」ではありません。
公開した後に、お客様に見つけてもらい、問い合わせにつなげていく。
そこまでが本当のゴールなんです。
でも、多くの制作会社は「作ること」だけに集中していて、その後の集客はお客様任せ。集客まで対応できる制作会社が少ないのが現状です。
こういった理由から、せっかく高いお金を払ったのに、期待外れの結果になってしまうケースが後を絶たないんです。
でも、逆に言えば、これらのポイントさえしっかり押さえておけば、失敗のリスクは大きく減らせます。
次のセクションでは、具体的に「何をチェックすればいいのか」をステップ形式でお伝えしていきますね。
【依頼前に必ず確認!】失敗しないための7つのチェックポイント
それでは、ホームページ制作を依頼する際に、必ず確認しておくべき7つの注意点を具体的に見ていきましょう。
【ポイント1】見積もりの内訳は明確か?「一式」表示に要注意!
まず最初に確認すべきは、見積もりの内訳です。
よくあるのが、「ホームページ制作一式:30万円」といった見積書。これ、実は要注意なんです。
なぜなら、「一式」の中に何が含まれているのか、はっきりしないからです。
- デザインは何パターン作ってもらえるのか?
- ページ数は何ページまで?
- 写真撮影は含まれているのか?
- スマホ対応(レスポンシブデザイン)は入っているのか?
- お問い合わせフォームは付いているのか?
- 修正は何回まで無料なのか?
これらが明確になっていないと、後から「それは追加料金です」と言われてしまうリスクが高いんです。

良い見積もりとは?
反対に良い見積書はこちらです。
- 各項目が具体的に書かれている(例:トップページデザイン、下層ページ5ページ分など)
- 単価と数量が明記されている
- 含まれているもの、含まれていないものがはっきり分かる
- 疑問点があれば、納得いくまで説明してくれる
もし見積もりを見て「よく分からないな」と感じたら、遠慮せずに質問してください。
きちんとした業者なら、丁寧に説明してくれるはずです。
逆に、質問に対して曖昧な回答しかしない業者は、要注意かもしれません。
【ポイント2】制作実績は本当に信頼できるか?業種や規模をチェック!
次に確認したいのが、制作実績です。
「実績豊富!」と謳っている会社は多いですが、大切なのは「あなたの業種に近い実績があるか」ということ。
例えば、あなたが飲食店を経営しているのに、制作実績がECサイトばかりだったら、どうでしょう?
飲食店に必要な「お店の雰囲気を伝える写真の見せ方」や「メニューの分かりやすい配置」といったノウハウが、その会社にあるかは疑問ですよね。
実績を見る際のチェックポイント
- 自分の業種に近い実績があるか?(飲食、美容、製造業、士業など)
- 同じくらいの規模の会社の実績があるか?(個人事業主向けか、大企業向けかで得意分野が違います)
- 実績として公開されているサイトは、今も動いているか?(リンク切れしていないか確認しましょう)
- デザインが古くないか?(5年以上前のデザインだと、今のトレンドに合わない可能性があります)
また、可能であれば「その実績サイトで、実際に成果が出ているか」も聞いてみるといいですね。
「このサイトを作ってから問い合わせが増えた」といった具体的な成果があれば、それは信頼できる証拠です。
【ポイント3】担当者とのコミュニケーションはスムーズか?
ホームページ制作は、数ヶ月にわたるプロジェクトです。その間、何度も担当者とやり取りをすることになります。
だからこそ、「この人とちゃんと話ができそうか」は、とても大切なポイントなんです。
こんな担当者は要注意
- 専門用語ばかりで説明し、分かりやすく言い換えてくれない
- 質問に対する返信が遅い(2~3日以上かかる)
- 上から目線で話す、こちらの意見を聞いてくれない
- 「とりあえずやってみましょう」と、根拠なく進めようとする
逆に、良い担当者は、こんな特徴があります
- 専門用語を使わず、分かりやすい言葉で説明してくれる
- こちらの要望をしっかり聞いて、「なぜそう思うのか」まで掘り下げてくれる
- メリットだけでなく、デメリットやリスクも正直に教えてくれる
- レスポンスが早く、不安を放置しない
初回の打ち合わせや見積もり依頼の段階で、「この人なら信頼できそうだな」と感じられるかどうか、ぜひご自身の直感も大切にしてくださいね。
【ポイント4】契約書はあるか?口約束だけで進めるのは危険!
意外と見落とされがちなのが、契約書の有無です。
「知り合いの紹介だから」
「地元の小さな会社だから」
といった理由で、契約書なしで進めてしまうケースがあるのですが、これは本当に危険です。
契約書に明記されているべき項目
| 納期 | いつまでに完成するのか。遅れた場合のペナルティはあるか。 |
| 納品物の内容 | 何ページ作るのか、どんな機能を付けるのか。 |
| 修正回数 | 無料で修正できるのは何回までか。追加修正の料金は? |
| 支払い条件 | 着手金、中間金、完成後の支払いなど、いつ、いくら払うのか。 |
| 著作権 | 完成したホームページの著作権は誰に帰属するのか。 |
| 解約条件 | 万が一、途中でキャンセルする場合、どうなるのか。 |
もし「契約書はないんですが…」と言われたら、それは要注意のサインです。
きちんとした業者なら、必ず契約書を用意しています。
「面倒だな」と思うかもしれませんが、契約書はあなた自身を守るためのものです。
必ず、契約書を交わしてから進めるようにしましょう。
【ポイント5】完成後のサポート体制は整っているか?
ホームページは、「作って終わり」ではありません。
公開後に、
- 「文章を少し修正したい」
- 「新しい商品を追加したい」
- 「突然、表示がおかしくなった」
といったことが必ず出てきます。
そのとき、すぐに対応してもらえる体制があるかどうかは、とても重要なポイントです。
確認すべきこと
- 完成後の修正は有料か、無料か?
- 簡単なテキスト修正くらいは無料で対応してくれる会社もあります
- 保守・運用サポートはあるか?
- 月額で管理してくれるプランがあるかどうか
- トラブル時の連絡先は?
- 電話、メール、チャットなど、連絡手段が明確か
- サーバーやドメインの管理は誰がするのか?
- 業者が管理してくれるのか、自分で管理するのか
中には、「完成後は一切サポートしません」という会社もあります。そういった会社に依頼してしまうと、後々困ることになりかねません。
特に、Web制作に慣れていない方は、完成後もサポートしてくれる会社を選ぶことを強くおすすめします。

【ポイント6】SEO対策(検索で見つけてもらう工夫)は含まれているか?
ホームページを作る目的は、「お客様に見てもらい、問い合わせにつなげること」ですよね。
でも、いくらきれいなホームページを作っても、誰にも見てもらえなかったら意味がありません。
そこで重要になるのが、SEO対策(検索エンジン最適化)です。これは、GoogleやYahoo!で検索したときに、あなたのホームページが上位に表示されるようにするための工夫のことです。
制作会社に確認すべきこと
- SEOを意識した構造で作ってくれるか?(ページタイトル、見出し、内部リンクなどの設計)
- キーワード選定のアドバイスはあるか?(どんな言葉で検索されたいか、一緒に考えてくれるか)
- Googleアナリティクスやサーチコンソールの設定はしてくれるか?(アクセス解析ができるツールの導入)
- ページの表示速度は最適化されているか?(遅いサイトは検索順位が下がりやすい)
「うちはデザインが得意ですが、SEOは分かりません」と正直に言ってくれる会社なら、まだ良心的です。
怖いのは、「SEO対策もバッチリです!」と言いながら、実際には何もしていない会社です。
具体的に「どんなSEO対策をしてくれるのか」を聞いて、納得できる説明があるかを確認しましょう。
【ポイント7】安すぎる見積もりには裏がある?適正価格を知ろう
最後に、価格についてお話しします。
ホームページ制作の費用は、本当にピンキリです。10万円以下のところもあれば、100万円以上かかるところもあります。
「安ければ安いほど良い」と思われるかもしれませんが、あまりにも安い見積もりには、必ず理由があります。
安すぎる場合の注意点
- テンプレートをそのまま使っているだけ(あなたの事業に合わせたカスタマイズがされていない)
- ページ数が極端に少ない(1~2ページだけで、情報が不足している)
- スマホ対応していない(今やスマホからのアクセスが7割以上です)
- サポートが一切ない(完成後は放置されてしまう)
- 著作権が業者に残る(後で別の会社に依頼し直そうとしても、データをもらえない)
逆に、高ければ良いというわけでもありません。
大手の制作会社は、ブランド料や大きなオフィスの維持費なども含まれているため、必然的に高くなります。
適正価格の目安(個人事業主~中小企業の場合)
| シンプルな5ページ程度のサイト | 20万円~50万円 |
| しっかりとしたコーポレートサイト(10ページ前後) | 50万円~100万円 |
| ECサイト(ネットショップ) | 100万円~ |
もちろん、これはあくまで目安です。大切なのは、「その価格で、何が含まれているのか」を明確にすることです。
安い見積もりでも、内容がしっかりしていれば問題ありませんし、高い見積もりでも、それに見合った価値があれば妥当です。金額だけで判断せず、内容をしっかり確認しましょう。
こんな業者には要注意!よくある落とし穴とトラブル事例
ここまで、チェックすべきポイントをお伝えしてきましたが、実際にどんなトラブルが起きているのか、具体的な事例もご紹介しておきますね。
【トラブル事例1】「格安ホームページ制作」の罠
ある個人事業主の方が、「5万円でホームページ制作!」という広告を見て依頼したそうです。確かに5万円でホームページは完成しました。
でも、完成したサイトは、
- 他の会社と同じテンプレートをそのまま使っただけ
- スマホで見ると、レイアウトが崩れて読めない
- お問い合わせフォームが別料金(3万円追加)
- 完成後の修正は1箇所5,000円~
結局、トータルで20万円近く支払うことになり、しかも満足のいくホームページにはならなかったそうです。
【トラブル事例2】「専門用語だらけで、何を言っているか分からない」
ある経営者の方が、大手の制作会社に依頼したときの話です。打ち合わせのたびに、
「CMS導入しますか?」
「レスポンシブデザインは必須ですね」
「SSL化も対応しておきましょう」
といった専門用語が飛び交い、何を言っているのか全く理解できなかったそうです。
結局、言われるがままに契約してしまい、完成したホームページを見ても、「本当にこれで良かったのかな…」とモヤモヤが残ったとのこと。
良い業者は、専門用語を使わず、お客様が理解できる言葉で説明してくれます。分からないことを分からないままにせず、納得いくまで質問することが大切です。
【トラブル事例3】「完成したのに、データをもらえない」
これも実際にあった話です。ホームページが完成し、お金も全額支払ったのに、「ホームページのデータは当社が管理します」と言われ、データをもらえなかったそうです。
その後、その制作会社のサービスに不満があり、別の会社に依頼し直そうとしたのですが、データがないため、一からホームページを作り直すことに…。
著作権やデータの取り扱いについては、契約前に必ず確認しておきましょう。
こんな業者は避けた方がいい
- 「絶対に成果が出ます!」と根拠なく断言する
- 質問に対して曖昧な回答しかしない
- 実績を見せてくれない、または実績が古い
- 見積もりが「一式」だらけで、詳細が分からない
逆に、こんな業者なら信頼できる
- あなたの事業や目的をしっかりヒアリングしてくれる
- メリットだけでなく、デメリットやリスクも正直に話してくれる
- 専門用語を使わず、分かりやすく説明してくれる
- 契約内容や見積もりが明確で、疑問点に丁寧に答えてくれる
- 完成後のサポート体制がしっかりしている
まとめ:ホームページ制作依頼を失敗しないために、一番大切なこと
ここまで、ホームページ制作を依頼する際の注意点を、かなり詳しくお伝えしてきました。
たくさんのチェックポイントをご紹介しましたが、一番大切なのは、「この人なら信頼できる」と思えるパートナーを見つけることです。
ホームページ制作は、あなたの事業の顔を作る、とても大切なプロジェクトです。だからこそ、金額だけで決めるのではなく、
- しっかりと話を聞いてくれるか
- 分かりやすく説明してくれるか
- 完成後もサポートしてくれるか
- あなたの事業の成功を、一緒に考えてくれるか
こういった点を大切にして、業者を選んでいただきたいと思います。
もし不安なことや疑問があれば、遠慮せずに何度でも質問してください。それに対して、誠実に答えてくれる業者こそが、本当に信頼できるパートナーです。
行動への一歩を踏み出しましょう
「分かったけど、一人で業者を選ぶのはやっぱり不安…」
「そもそも、どんなホームページを作ればいいのか分からない…」
そう感じたら、無理をする必要はありません。
私たちは、「ホームページを作りたいが、何をしたらいいか分からない」という悩みを抱える中小企業経営者や個人事業主の方々を、これまで数多くサポートしてきました。
専門用語は使わず、あなたの事業や目標をじっくりとお聞きしながら、「本当に成果につながるホームページ」を、一緒に考えていきます。
もちろん、完成後も、修正や運用のサポートまで、あなたの事業に合わせたオーダーメイドで、二人三脚で成果が出るまで伴走します。
まずはお気軽にご相談ください。 あなたの「分からない」を「分かった!」に変えるお手伝いをさせてください。
\ホームページ集客のロードマップを提案/
※ この記事が少しでもお役に立てたなら嬉しいです。ホームページ制作は、決して難しいものではありません。正しい知識と、信頼できるパートナーがいれば、きっとあなたの事業を成長させる強力な武器になります。応援しています!
